☆☆☆ 注意 ☆☆☆

半導体製品は個体差が有る程度有り、且つ素人がブラックボックス化されている
コントローラの特性を理解しないで行っているテストです、結果を保証するものでは有りません
ゲートが劣化したNANDは極端に電荷保持力が弱い為、使い込んだSDカードはデータの信頼性が劣ります


☆☆☆ 検証環境 ☆☆☆

Computer : 自作PC
CPU : intel Celeron 847
Memory : Patriot DDR3-1333 4GB x1
MotherBoard : MSI C847IS-P33
Storage : Western Digital WD10EACS 1TB
Storage : Western Digital WD5000LPVX 500GB
USB3.0 : 玄人志向 USB3.0RD-PCIe 2port
Reader : Silicon Power SPC39V1W
Power : REEVEN 500w 80+BRONZE
UPS : APC BE325-JP
Env : Windows 7 Professional x64

☆☆☆ テスト概要 ☆☆☆

・8MB〜32MBのテストファイルを全域書込後にエラーチェックと並行し削除する
・上記を1サイクルをエラーが発生するまでテストを行う
・データ確認用に、開始前に幾つかファイルを転送している(削除非対象)



■ 2014年01月13日

テスト開始

今回も東芝のmicroSDHCカード、EXCERIA Type HDでテストを行う
容量は前回の2倍の16GB、予備領域も含め前回と比較も行えそうだ



■ 2014年01月19日

480サイクル、書込量7.0TB
読み込み速度は60MB/s前後、書き込み速度は16MB/s前後まで低下している





■ 2014年01月26日

849サイクル、書込量13.1TB
徐々に速度が低下してきている、もう少しで1000サイクル





■ 2014年02月2日

1200サイクル、書込量17.6TB
1000サイクルオーバー、読み込み速度が低下している点が少々気になる





■ 2014年02月6日

1323サイクル、書込量19.4TB、タイムアウトで停止
1回前の正常終了時の速度は、読み込み3.6MB/s、書き込み8.2MB/sと、急激な速度低下が起こっている
リーダーは何か刺さっていると認識しているが、容量ゲージが表示されていない
リーダーごと一旦抜き、再度接続すると、カードを見失ってしまった(ディスクを挿入して下さいエラー)
他PCとカードリーダーで試してみるも反応が見られない、残念ながら壊れてしまったようだ

【極ヘビーユース:20GB/day書き換え想定】 約2.6年分
【FullHDドラレコ:8GB(2時間分)/day想定】 約6.6年分 ※Aiptek X3
【スマートフォンヘビーユース:1GB/day書き換え想定】 約53.1年分





■ まとめ

連続稼動24日、テストループ1323回、書き込み量19.4TB

前回の8GBモデルより200回程度多い、1323サイクルでテスト終了となった、
テストの書き込み時にはカードが触れない程発熱していた為、熱ストレスへの考慮が必要かもしれない
この記事を見ると、東芝の19nm-TLCは3ステップの書き込みを行っており、プログラム時には85℃になると言う



■ テスト後記

・カードの発熱に関して
 私の指の感覚で述べる事となり申し訳ないが、Superior32GBと比較して、Exceria16GBの発熱は多い
 上記項目で述べた、多プロセスでの書き込みやしきい値でデータを補正出来るとしても
 連続したテスト負荷は、メーカー想定以上の熱ストレスを与えている可能性も否定出来ない



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